東京の家 [身辺雑記]
軽井沢から都心の家に帰ってきて、
連れ合いがしきりに「東京の家がかわいそう」だと言う。
「だって、軽井沢の家のほうが何もかもいいから」と。
確かに今住んでいるマンションは、いちど入居の抽選に外れてしまい
ほぼ諦めたころに出たキャンセルの部屋だったので
キッチンの面材も木部の色調も、変更不可能な段階だった。
だから愛着が薄いというわけでも決してないのだけど
ほとんどの食器やベッドは17年前に結婚したときに買ったもので
(壊れてもいないし、お世話になっているので捨てられない)
山荘の寝室やキッチンのクオリティとは比べ物にならない。
私自身の選択眼も、17年前と今では仕事のスキルが違うから
現在はなんていうか、我ながらセンスにゆるぎがない。
それに家電だって山荘はデザイン重視、自宅は機能重視で選んでいるし。
自宅のお風呂は窓さえない殺風景なユニットバスだ。
それになんと言っても異常にモノが多く
ダスキンさんを頼んでいるのにも関わらずちっとも片づかない。
連れ合いは言う、
「この部屋、すごく高いのに、かわいそうだよなあ」
そうなのだ
都心のこの家、住んでもう7年になるけれど
現時点で、できたばかりの軽井沢の家の3倍の値段なのであった。
このマンションの1部屋ぶんだけ切り売りできたら
山荘にかけられるお金がうんと違うのに、と何度思ったことか。
もう少しデイリーライフを大事にしないとなあ。
少しお金に余裕ができて、山荘にカーテンをつけることができたら
そのあとは自宅にも少しお金をかけようかな・・・・。
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